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食品ジャンルのECの未来は明るい?!大手企業の食品EC分野への注力が凄まじい!

こんにちは!

ヒックことヤノッチです。

 

9月も今日で終わり、明日からいよいよ10月で今年もあと3か月。

早いですね。。

 

しかし小売・ECにおいては年末商戦!

最も稼ぎ時な3か月がいよいよ始まります!

 

年末商戦と言えば、

お歳暮、おせちなどの食品が特に盛り上がりますね!

今年は果たしてどこまで売上を伸ばせるか!

私も準備をしっかしりて望みたいと思います!

 

国内ECの中の食品ジャンル


改めて食品ジャンルのEC市場規模は1兆5,579億円と衣料系につぐ最大級の分類です。



※経済産業省 平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)より

 

しかし特記すべきはそのEC化率の2.41%。

全体が5.89%、衣料系に至っては11.54%と大きく差があります。

 

食品はネットで売れない?

伸びしろが大きいのか?

 

伸び悩む食品のEC


苦戦する食品ジャンルについてはアンケートからもその傾向がうかがえる。

 

商品カテゴリー別ネット利用と実店舗の利用意向



※PwC「Total Retail 2017」

 

実店舗での購買の方が主流である9カテゴリーのうち、

もっともその傾向が強いのが食品ジャンルです。

 



 

一般的な食品のお買い物についてネットと実店舗のそれぞれのメリットデメリットはこんな感じでしょうか。

 

特に苦戦していると思われる生鮮系の食品は、

現在のところ実店舗に大きく軍配があがっているようです。

 

特に「配達までに時間がかかる」「手に取れないので鮮度などの確認ができない不安」などが大きいように思います。

 

これらを解決することができれば今後食品も他のジャンル同様に伸びると考えられ、仮に衣料系と同水準までネット化すれば現在の4倍以上の6兆以上の市場規模になります。

 

国内のECの次のステップのカギを食品ジャンルが握っている言っても過言ではないでしょう!

 

 

 

国内のサービス




※矢野経済研究所 2018年版食品の通信販売市場~拡大する食品通販~ より

 

圧倒的なシェアを持つのは元祖食品系の宅配 生協です。



現在のところ生協の班配+個配が約40%と、

ショッピングサイトの合計をも上回っております。

 

オイシックスドット大地×らでぃっしゅぼーや



生鮮食品のネット宅配と言えばOISIXだが、

2018年10月に同生鮮宅配のらでぃっしゅぼーやとの経営統合が決定している。

これにより610億円規模となり、

規模の経済性などを活かして物流系などの革新を起こしそうだ。

 

これに対抗してサービスを強化しているのがamazonをはじめとするECプラットフォーム系のサービスだ。

 



 

2017年4月から日本でサービスを開始したのamazonフレッシュ。



対象のエリアがまだこれからなのと、6000円以下の注文に送料がかかってしまうのがまだ課題かもしれないですが通販分野では圧倒的なシェアを持つamazonはこれからまだ仕掛けていくと思われます!

 

 

2018年8月にウォルマート傘下の西友と提携



楽天ワンデリバリー構想など自社物流へこれから大きく力を入れる楽天が、店舗配送と自社センターの併用のネットスーパーに力を入れている。

 

自社物流の構築は楽天が抱える多くの有力顧客からへの新たなサービス提供となることから、この成功のインパクトは食品だけにとどまらない規模になりそうだ。

 

 



スーパー・小売系のも強化している。

イギリスのEC化率について以前記事を書いたが、

海外では大手GMSなどのネット通販が国内ECをけん引しているケースが多い。

これらの大手小売が既存の大手やECプラットフォーム系を食品分野においては

リードする可能性も十分にある。

実店舗が持つブランドと実店舗、配送網などで切り開いていってほしい。

 

 

そして数少ない成長分野ということで新規参入も多い。



 

しかし食品EC業界の課題が物流系や品質への不安などが大きいことから、

最初にシェアを握るのは前述のサービスが有利じゃないかと考えます。

 

 

生鮮以外の分野


上記のほとんどが日常の生鮮に関する分野で、

それ以外のギフト分野、お取り寄せ・贅沢品、などの分野では大きなシェアをネットが奪っている。

 

それらの分野はすぐに手元に届く必要がなかったり、

身の回りで買えないもの、

などネットショップのデメリットが小さくメリットが大きい分野の商材だ。

 

しかしながらそれらの分野ではすでに競争が激しく、

またネットのシェアも大きいことから成長率がそこまで大きくなく、

商材を広げていかないと十分な成長が難しいのも現状です。

 

食品のEC弱点の影響をあまり受けない商材から展開し、

プラットフォーム系の物流インフラが整ってから日常生鮮をスタートする

というのが現在の中小企業の成長シナリオとなっている。

 

まとめ


国内の食品ECは成長の余力を大きく残している。

しかしその成長を阻んでいるのが物流の問題が占めるものが大きい。

 

そしてそれはEC全体が抱えている問題と近いものがある。

成長の余地が大きい分プラットフォームはこの食品分野に力を入れたほうが見返りが大きい。

 

大手小売は見返りはそこまで大きくないかもしれないが、

amazonや楽天にそのポジションを取られたときの損失が大きい。

 

この分野の競争はプラットフォームVS大手小売に収束していくと思います。

 

現状のところ、物流の面で実店舗が多い大手小売にもしかしたら分があるかもしれません。

しかしamazonは海外での成功ノウハウもあり、

今後その物流インフラをさらに構築していけば勝者になる可能性はあるか。

楽天は今のところ一歩後退している。

 

中小企業規模の食品ECでは、

生鮮分野で戦うのは非常に困難ではあると思います。

 

商品・サービスなど目を向ける場所をもっと深くし、

届くのに時間がかかっても選ばれるなどの付加価値を

お店、商品で作り出していくことのほうが

重要なんじゃないかと思います!!!

 

どちみち、日本の食品ECの将来は明るいですね!

これからも頑張っていきましょう!

 

今日は以上です♪

また次回をお楽しみに♪

 

 

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