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編集部

止まらないネットショップの実店舗展開!逆流するその目的とは?

0506-01

エフblog編集部です。

 

 

2015年流通総額:主要モール


 

各企業の決算発表が春に終わり、2015年の各モールの流通総額も発表されました。ネットショップ運営側としてはこれら数字は今後の方向性をも左右しかねませんのでまとめます。

 

 

 

 

楽天市場

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流通総額:2兆6,748億円(トラベル等も含む)

昨年対比:+10.2%


 

昨年よりトラベル等(宿泊流通、GORA、ビジネス、ダウンロード、ケンコーコム、チケット、ラクマなど)を含めた発表となったので楽天市場のみの流通総額は不明となりましたが、依然として最大規模の流通総額です。

 

昨年対比の発表数字を考えるとやはり頭打ちになっている印象は残ります。

 

 

 

 

amazon

1110-05

流通総額:1兆6,000億円(想定)

昨年対比:+19.3%(想定)

 

決算発表によると2015年の日本での売上は82億6,400万ドルでした。

2015年の平均為替レートの計算だと日本円で約1兆円となります。

出店者による売上との割合も不明ですが、

過去の傾向から1兆6,000億円規模になるかと想定できます。

 

想定の昨年対比は+19.3%。

物流や会員のサービスの拡充に加え、タイムセールを導入して好調に推移していると考えらえます。

 

伸びる越境ECにおいてもグローバルなブランド力でリードできそうですね。

ただし一部では手数料が高いとの声も。

 

 

 

 

 

 

ヤフーショッピング

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流通総額:4,575億円(トラベル等も含む)

昨年対比:+25.2%

 

こちらの数字もトラベル等の数字を含んでおります。

 

まだ上位2モールの流通総額とは大きく差がある状態です。

しかし昨年話題になった通り、

「無料化」「ポイント施策」「CM」等で2015年は+25.2%と比較的な成長を遂げました。

 

昨年の投資によってユーザーがどれだけ定着するか進化を問われる2016年ですね。

 

 

 

 

 

 

ZOZOTOWN

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流通総額:1,489億円

昨年対比:+18.5%

 

商材を特化したモールということを考えるとその規模は非常に大きいと考えられます。

 

メルカリ等のCtoCの中古マーケットがより定着するとリセールバリューの高いアパレルの業績が伸びる事も想定されるか。

 

 

 

 

 

 

DeNAショッピング

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流通総額:1,112億円

昨年対比:+8.7%

 

取り扱いの商品に特化しておらず、前述のZOZOTOWNと比べると規模は非常に小さいです。

 

ユーザーや出店者に対して、他モールとの差別化や確固たる強みがないのが原因か。

 

 

 

 

 

上位3モールの競争は昨年末ほどのバチバチ感は現在ないが、昨年末の好不調が現在もそのまま続いているような感覚ですね。

 

またその他モールでは特化型のモールやプラットフォームが好調な印象です。

 

前述のZOZOTOWNをはじめ、ハンドメイド専門のminne(ミンネ)も+400%超と高成長を遂げている。

 

これらは昨年から火が付いたオウンドメディアの影響も大きいと思います。

メディア運営者自体が特化しているとそのメディア価値も高くなります。

 

差別化や特化、強みの発揮。

 

これらが顕著に表れてくると思いますので、

出店者側は自社とマッチしたモール等を見極めて多くのリソースを割くことが求められてくると思います。

 

 

 

 

 

 

ネットショップの実店舗出店


 

ECが普及しネットショップの売上が上がる中でこれまでも「ネットショップの実店舗出店」の事例は多くありました。

 

昨今さらにそのペースが上がっているようです。

 

 

実店舗⇒ネットショップ

 

実店舗に比べて大きなメリットがあり加速して成長したネットショップがなぜ逆流するのか?

 

その理由は複数あるようですので事例を見てみたいと思います。

 

 

 

 

 

巨人:amazonがとうとうリアルに


 

昨年11月にEC界の巨人amazonがリアル書店「amazon books」をアメリカ・シアトルでオープンさせました。

 

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置いてる本の数は約5,000冊とそんなに多くはないですが、レビューが高評価の本を中心に置かれているとのことです。

 

またレビューカードでamazon上での評価もわかるようになっているようです。

 

現時点での目的は不明ですが、

「ネット注文を受け取れる」

「300~400店舗の計画」

とあることから物流を中心としたamazonのサービス拡充の拠点、サービスのインフラ化の拠点になるのではないかと予想されます。

 

 

 

 

 

 

駿河屋:聖地秋葉原にも進出


 

古本やゲーム、フィギュアなどのネット通販ショップ駿河屋が昨年12月に大阪府・高槻市にリアル1号店となる「駿河屋 フィギュア・キャラクターグッズ館 高槻店」をオープンさせました。

 

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ネット特有の在庫が豊富に持てること、またネットショップにてマーケティング活動ができることなどから実店舗に商機を見出したと思われます。

 

またネットで査定をして、実店舗で買い取りを行うというO2Oもすでに実施している。

まさにネットの利便性と実店舗の利便性を融合している事例となる。

 

すでに昨年12月の高槻店から、

秋葉原、静岡などでさらに出店を行っております。

 

 

 

 

 

 

DHOLIC 次なる衝撃はリアルショップ


 

韓国発ファッションの通販サイトDHOLICは昨年9月にルミネエスト新宿にリアル店舗をオープンさせました。

 

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その他にポップアップショップも出店しており、先日もルクア大阪店に5月3日~5日の3日間出店していました。

 

もともと韓国人モデル×ロケ撮影にてページを構成するなどレディースファッションのECに大きな衝撃と影響を与えたDHOLIC。

 

今まで出店とは別に、30台女性をターゲットにした「ハイホリック」などネット上で別のターゲットを狙う戦略を行っていた当サイトでしたが、送料などの利便性を重視してサイトを統一。

 

違うアプローチでネットで買わない層へのアプローチとしてリアル店舗出店を計画しているようです。

 

同じくDHOLICを知らない層に対しての知名度向上などを果たしているようです。

 

 

 

 

 

その他の事例


 

その他、だしの通販で有名な茅乃舎やはちみつや化粧品の杉養蜂園はそもそもネットショップ専業ではないですが、リアルショップを強化している印象です。

 

こういった業歴が長い通販企業の情報ですが、実店舗の方が新規獲得コストが安いという情報が入ってきております。

 

「実店舗から定期購入への申し込み」

 

一部の企業で、実店舗の運営コストで換算した新規獲得コストがネットを含めた他の媒体よりもいい結果がでているという話もあります。

 

利益率やLTVが高い商材や業態のお店ではこういった実店舗の活用の仕方もあるようです。

 

 

 

 

 

まとめ


 

実店舗展開の主な目的をいかにまとめます。

 

■EC単体ではできないサービスの提供

⇒店舗受け取りや試着など、現在ネットで完結できないサービスを実現するため

 

 

■デメリットの補完

⇒それぞれの不便なところを補完しあうため

 

 

その他に、

 

■ネットショップのおかげで、効率的な実店舗の運営が可能に

⇒ネットショップのデータを利用し、より効率的な実店舗が可能に

 

 

■効率性の追求

⇒広告費が高騰し、新規獲得チャネルとして実店舗を出店

例)実店舗のコストにてCPO換算した場合、ネットより安い 等

 

 

■ブランディング、知名度UP

⇒知名度やブランドを浸透させる目的での出店

 

 

 

実店舗を強化する企業ごとにその目的は当然異なった。

 

一つはECがよりインフラ化し、人々の生活の一部になったため、より生活に入るために実店舗が必要。

 

また競争激化の時代に突入し、各社も以前よりサービスを強めなければならない状況で、実店舗にて実現できるサービスを導入しなければネットショップ(モール等も)勝負できない時代になっていることが背景にあるかと思います。

 

それぞれの事例が今後実店舗展開を加速させるものだと感じました。

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