
今のデザインやクリエイティブの現場で、生成AIは欠かせないツールになりました。
自分も実際に使いながら仕事をしています! 最近特に注目されている三つをご紹介します
今人気・注目の生成AIツール 3選(画像・対話)
01.Midjourney/DALL-E 3
高品質な画像、特にアニメやファンタジーなどの世界観の構築が得意。
02.ChatGPT/Gemini
文章生成や対話のサポートはもちろん、プロンプト作成の壁打ち相手としても大活躍。
03.Stable Diffusion
ローカル環境でも動作しやすく、細かなカスタマイズ(ControlNetなど)でコントロール性を高められる。
ここで、Midjourneyを使い倒す「はっすん」さんへインタビュー
画像生成AIの代名詞とも言えるMidjourneyについて、実際に深く使い込んでいる
エフの「はっすん」さんに、その使用感を聞いてみました。
Midjourney(ミッドジャーニー)のココがすごい!
アイデアを爆速で形に!
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スピード勝負に強い!: LINEスタンプのようにアイデアを次々形にしたいときにぴったり。1度の指示で4枚生成でき、拡張機能も充実しているから、求めているイメージにすぐ近づける!
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使い分けで効率アップ:バージョンごとに得意な絵柄が違うんです。目的に合わせて使い分けるだけで、効率よく高品質な画像が作れる。
プロンプトが重要!
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指示はシンプルに!: 長い文章よりも、反映してほしいキーワードを絞り込んで詰めるのが成功の近道。
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英語が得意!: 日本語より英単語や英文で指示した方が、より正確にイメージを反映してくれる。
【生成画像例】
※世界観のある素敵なこちらのイラストは、はっすんさんにお借りしました!かっこいい〜!!

私も「ChatGPT/Gemini」について紹介します!
私が最も日常的に活用しているのが、ChatGPTやGeminiといった対話型AIです。
【ChatGPT/Gemini】の魅力とコツ
対話型AIは、全てのクリエイティブ作業の「入り口」として欠かせない、最高の壁打ち相手で、社内でも多く利用されています。
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プロンプト作成のサポート:画像生成AIを使う際の「プロンプト作成」の壁打ち相手として最適です。実現したいテイストや要素を相談するだけで、最適なプロンプト構成や英単語の提案をしてくれます。
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Geminiの画像生成速度が早い:アイデアラフの作成や、商品画像と背景を合成したいときなどに活用しています!
【ChatGPT/Gemini】意外と難しい点
対話型AIは非常に便利ですが、やはり完璧ではありません。
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情報の鮮度と正確性: 特に専門的な内容や、最新の情報に関する出力は、必ず一次情報や信頼できる情報源と照らし合わせる必要があります。
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「問い」の質に依存:優秀なAIでも、曖昧な指示では曖昧な答えしか返ってきません。求めている情報を引き出すためには、質問や指示(プロンプト)を明確に構造化するスキルが求められるので、日々勉強中です!
【生成画像例】
人物写真の生成に挑戦!こんなにリアルに生成してくれました!

はっすんさんおすすめ:Stable Diffusionは「上級者向け」の入り口
Midjourney以外でのおすすめとして、Stable Diffusionを挙げてくださいました。
はっすんさんコメント
無料で使えて細かい設定まで可能ですが、画像生成AIツールの中ではトップクラスで上級者向けのツール。 インストールや初期設定、細かい拡張機能の操作に慣れるまで時間がかかります。ただ、その分、覚えたらクオリティ高いものを作れるようになるので面白い!
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これらのツールのおかげで、短時間で多くのアイデアを生み出せるようになりました。
アニメやファンタジーの世界観なら、「ちょっと変?」と思っても、
勢いで乗り切れちゃうくらいクオリティが高いものが出てきます。
しかし、私たちが仕事で使う「リアルな人物」「実際のシーン」「商品」の画像になると話は別。
生成された画像をそのまま使うには、大きな課題があります。
小さな違和感が、そのまま信頼感の低下につながるなと感じています。
AIが作った画像を「そのまま納品!」とはいかないのが今の現実。なぜ、私たちデザイナーが「最後の仕上げ」をしなければならないのか、その理由とAIの苦手な部分を考えてみました。
AIが「リアリティ」を出すのが苦手な3つのポイント
AIは万能ではありません。特に現実の世界を写し取ろうとすると、
私たち人間にはすぐわかるような「不自然さ」を出してしまいます。
1. 不気味な「手」と「顔」の細部
一番有名なのが、指の形が崩れたり、関節が不自然になったりする現象です。また、肌が完璧すぎて人工的に見え、「不気味の谷」を引き起こしてしまうこともあります。
2. 文脈(状況)のズレ
人物と背景の光や影が合っていなかったり、動作や視線がチグハグで、全体的に「合成感」が出てしまい、現実味が薄れてしまいます。
3. 致命的ミス
AIは文字を正確に認識できないため、ロゴやパッケージが意味不明な文字列になってしまうことがあります。また、商品の素材感が曖昧だと、「実物と違う」とクレームにつながるリスクもあります。
デザイナーはAIの力を活かす「最後の砦」
だからこそ、最終的に「違和感のない商業クオリティ」に仕上げるためには、私たちデザイナーの技術と経験が不可欠だと思います。
AIは素晴らしいアシスタントですが、「人間の観察眼」でしっかりとダメ出しをし、細部を修正して品質を保証する。
これが、AI時代における私たちの「最後の砦」としての重要な役割になっています!







